「Webmin」で、らくらくファイル・サーバを設置ということで、簡易的にファイルサーバとしてみたわけですが、家族やサーバを共用する場合、オフィスのグループで共有する場合、細かいアクセス権の設定が必要になります。
1、誰でもが利用できる共有フォルダ
2、一人のユーザのみが利用できる共有フォルダ
3、指定したユーザだけが利用できる共有フォルダ
・・・これら3つが考えられます。
前回紹介したWebminの「サーバ」-「Samba Windowsファイル共有」の設定画面でもこれらが細かく設定できるのですが、もっと解りやすく、簡単に行う方法がをご紹介します。
それは、同じく、Webminの「Others」-「ファイルマネージャ」を用いる方法です。
事前準備として、SunのJava環境が入っていない場合、Ubuntuの「アプリケーション」-「追加と削除...」でインストールします。
「すべての利用可能なアプリケーション」を表示させ、「java」と検索します。
「Sun Java 5.0 Plugin」と「Sun Java 5.0 Runtime」にチェックを入れて「変更の適用」をクリックすれば、ダウンロード&インストールしてくれます。途中で、ライセンスの同意を求められますので、指示にしたがいます。
準備ができたら、Webminの左側のリストメニューから「Others」を開き、「ファイルマネージャ」を選びます。
すると、このように、サーバ機のファイルマネージャが現れ、あらゆるディレクトリの操作をすることができるようになります。
このファイルマネージャで、アクセス権を細かく設定したいフォルダ/ファイルを選択して、上部のアイコンメニューから「情報」をクリックします。
この「許可」欄で、ユーザ、グループ、その他について、アクセス権を設定できます。
上の例では、
1、フォルダの所有者=ユーザは、ファイルの読取りはもちろん、書込みができます。
2、グループのメンバーは、ファイルを参照し、自分のパソコンにコピーしてくる事はできますが、そのフォルダ内のファイルに変更を加える事も、別のファイルを書き込む事ができません。
3、メンバー以外は、そのフォルダを見る事もできません。
また、「所有権」の欄では、ファイル/フォルダの所有権を変更することができます。
以上のように、ファイル・マネージャまであるWebminがあればコマンドを使わなくても、あらゆる設定/操作ができてしまいます。サーバ機の再起動、シャットダウンまでできてしまいます。
ですから、サーバー機にはモニターをつないでいなくても、クライアントのパソコンでWebブラウザを通じてコントロールできてしまうわけです。
さて、ここまでできてしまうと、モニターを接続せずに単体で稼働させ、さらには、Ubuntuのメモリー消費量を抑えて動作を軽くするために、GUIを用いずに、CUIベースで稼働させた方がいい・・・と思われる方もいることでしょう。
この「ランレベルの設定変更」については、後ほどトピックスとしてご紹介したいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿